胎盤のことをプラセンタといいます。胎盤は、母親の体内で胎児と母体をつなぎ胎児を育てる臓器ですが、もともと女性の体に備わっているものではなく、受精卵が子宮内壁に着床して初めて作られ、役目を終えると出産とともに母体外に排出します。
受精卵は、わずか10か月の短期間に重さ約3kgもある赤ちゃんへと成長しますが、この驚異的な生命を育むのが胎盤の役割です。各種のアミノ酸、酵素、ミネラル、ビタミンの他、胎児を成長させるための各種の細胞増殖因子を豊富に含んでいます。そのため、滋養強壮薬、若返りの薬として珍重されており、その薬効は世界中で古くから注目され多数の漢方薬にも配合されてきました。
このプラセンタの細胞活性化能力が、新陳代謝や血行を促進して免疫力、自己治癒力を高めるため、整形外科領域では、腰痛、関節痛、肩こりに、また疲労回復、アレルギーなどに活用されています。
当院では、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニアや頚椎症のしびれや痛みに対して長年苦しんでおられる方に、このプラセンタ治療法もご提案しております。症状の期間や程度によって効果に個人差はありますが、一度試される価値はあると思います。
注射は腕の皮下に行いますが、肩こりや腰部の痛みのある部位に直接注射する「ツボ打ち」も行っております。直接プラセンタを注射することにより、痛みやコリが非常に軽減することもあります。
大きな副作用は報告されていませんが、まれに、接種部位の発赤や腫脹が起こることがあります。
※未成年者の方には行っておりません。
皮下注射 3,000円(税込)
つぼうち 3,500円(税込)
注射部位の疼痛、過敏症(発疹・発熱・掻痒感など)、注射部位の硬結、頭痛、肝機能障害(AST,ALT上昇など)