ロコモティブシンドローム

ロコモティブシンドローム

昨今、最近テレビや雑誌などで「ロコモ」という言葉を見聞きされることも多いのではないでしょうか。 このロコモ、正式には「ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome)」といい、日本整形外科学会により提唱されています。
加齢により、骨・関節・筋肉といった運動器の働きが衰え、「立つ」、「歩く」といった日常動作が困難になり、要介護状態になる危険性の高い状態を指します。

ロコモティブシンドロームのチェックポイント

以下の7つの項目の中で、一つでも当てはまれば、ロコモティブシンドロームの心配があります。

  1. 家の中で、つまづいたり滑ったりする
  2. 片脚立ちで靴下がはけない
  3. 階段を上がるのに手すりが必要である
  4. 2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である。
  5. 15分くらい続けて歩けない
  6. 家のやや思い仕事が困難である。(掃除機の使用、布団の上げ下ろし)
  7. 横断歩道を青信号で渡りきれない

ロコモティブシンドロームの原因

ロコモティブシンドロームの原因には様々なものがありますが、まず多いのは、膝の関節にある軟骨が加齢とともに弾力を失うことで擦り減って変形してしまい、動作時に痛みが生じる「変形性膝関節症」です。

その他にも、関節炎などの関節障害、骨がもろくなる骨粗鬆症、脊柱管狭窄による神経障害など様々なものがありますので、上記のチェックポイントに当てはまるものがある場合、または気になる症状がございましたら、まずは相談にお越し頂ければと思います。

ロコモティブシンドロームの予防と治療

まず、ロコモティブシンドロームの予防には、ロコモーショントレーニングというものがあり、こちらもテレビや雑誌などの健康特集等で目にされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 尚、ロコモーショントレーニングは、スクワットや片足立ちといった簡単な運動ですが、自重(自分の体重)がかかるため、関節や筋肉に与える負荷も意外に大きくなります。また、ロコモティブシンドロームには色々なレベル(重症度)があり、その原因となっている病気も様々ですので、急なトレーニングにより、症状を悪化させる恐れもあります。

現在、痛みのある方や、ロコモティブシンドロームではないかと思われている方は、まずは相談にお越し頂き、原因となる疾患を特定した上で、それに合わせたトレーニングと治療方法を選択することが重要です。


診療のご案内 保険診療 自費診療
問診票(初診用)
求人のご案内
患者さん自身でご精算 窓口会計システム
会計待ち時間短縮 自動再来受付精算機
新型コロナ感染対策も含めた院内抗菌・消臭加工
コロナ不活化 オゾンの力で空間を徹底除菌
ドクターズ・ファイル